お金の事

お金の終活、最も大事な事です。年金・老後資金・投資を考えます。

終活の中で最も大事なお金の事。老後資金の2000万円問題に端を発して、年金・老後資金・投資と見直されてきています。老後破綻しないように、まずは自分たちの身の周りを考えてみましょう。

また、資産を多くお持ちの方は、ちょっと注意が必要です。平成27年、相続税の基礎控除額が大幅に減額されました。結果、相続税課税納税者が全国ベースで倍になりました。老後のためにと、たくさんため込んでしまうと、相続税の対象ともなってしまうこともあります。昨今の税金の傾向として、相続については、厳しく取り立てますが、次世代への贈与に関しては、緩めていく方策が見えています。贈与の特例を、たくさん増やして、若い世代に資金を渡す事で、経済の活性を願っているのでしょう。

老後の資金を、お金を必要とする世代に贈与する事は素晴らしい事です。贈与の特例をうまく使って、次世代に投資するような税金対策も考えてみてはいかがでしょう。詳しくは相続のページ

年金・老後資金・投資を考えます。

お金の事は年代別で

60代・70代・80代・90代・・・お金の価値はどんどんと変わっていきます。終活におけるお金の事は、年代別に考える事が大事です。

60代は

60代では、気力も体力も知力もまだまだ充実しています。残りの人生を楽しく生きるために資産を増やす。最も大事な年代です。

60代は「退職金が入る」「年金受給が始まる」「親を送って、親の遺産をもらう」などの年代です。まとまったお金が入るのですが、人生100年時代において、長いのはこれからです。これらのお金をいかに運用するかで老後が大きく変わります。

この年代は、初心者向けの株式投資セミナーに参加される方が多いです。みなさん、思いは同じ。老後を考えて、60代の今、知力のしっかりしているうちに、株式や債券に投資して、少しでも増やしたい。60代が資産形成のラストチャンスかもしれません。

相場は上がったり、下がったり大きく変動しますが、仮に求めた株や債券が、時合が悪く下がっても、70代までの10年間あれば、戻す可能性が高いです。つまり投資も中期的な考え方が出来るということです。また、公社債などの安全な投資で資産を増やすのもいいでしょう。

また65歳以降に、就労する、しないで、お金のプランは大きく変わります。退職後、新たな就労が出来て、毎月、お金が入れば、安心です。できれば70歳ぐらいまで就労したいですね。

後は保険の見直し。働き盛りにかけていた保険。子供のためにと思ってかけていた高い保険。これも見直してみてください。

60代は、まだまだ元気、時間もあるし、投資・就労・保険と、見直すチャンスがいっぱいあります。

70代は

あるご僧侶曰く、75歳が人生の転機で、75歳まではどのように生きるのか? 75歳を超えると、どのように死んでいくのか? と意識が変わるそうです。70代は、前半と後半でお金の考え方も大きく変わります。

70代の前半は、体も元気、気持ちも充実、若さを維持するためにジム通い。体力、知力の衰えない方は、就労を継続でき、生活費は、年金と時間就労で何とかなる。貯えた老後資金の切り崩しを先に延ばせる。これを、後に回せるほど、老後は安定します。

75歳を越えた段階で、体力・知力・・・ぐっと落ちます。中にはたいへん、元気な方もおられますが、75歳から、あなたも後期高齢者となります。自分では加齢は感じない。でも、世間はそう見ていません。やはり、75歳は、一般世間から見ると、明らかに後期高齢者。75歳となるとシルバー人材センターでも、高齢者の部類です。職安へ行っても、職を探すのはかなり難しいでしょう。

では、90歳まで、後、10数年、仕事で稼げなかったら、投資すればいい。そんな方をお見かけしますが、お勧めしません。やめておくのが無難です。特に、老後資金として蓄えてきた預貯金で投資をする。これは、もっとも危険です。投資の先生に聞くと、8割の方が損をするそうです。しかし、安定した年金と、余裕のある老後資金で、少額での投資は可能です。ただし60代の株式投資と70代の株式投資は、まったく違うと投資の専門家は言っています。

70代の株式投資は、60代とは違い、株を保有できる期間が短い。70代の株式投資は、自分の健康寿命とにらめっこしながら、するのがいいそうです。株を子孫に渡してやるという考えならば、長期でも大丈夫です。しかし、その株券は、相続においての、課税対象になります。70代の投資は、保有期間の短い商品がいいです。たとえば、FXや外貨預金など、短期で儲ける事が可能なものを選ぶことになります。ただし、ここで気を付けなければいけないのが、短期投資は、通常の株式投資とは違い、短期間で利益を得る可能性はありますが、短期間で桁違いの損金が出る可能性もあるということです。また、外貨預金など為替の変動の影響を受ける投資は、利益も大きいですが、損も大きいです。それぞれの投資の特性をよく知り、自分に合ったものを選ぶことが大切です。中には、頭のトレーニングという名目で、株式投資をされる方もよく、お見受けします。それも、余裕の範囲でやりましょう。

80代は

株式投資など相場取引を継続している人は、まだまだ、大きくお金を動かすこともあるかもしれません。でも80代になると、飲食や衣類などもそれほどお金が、かからなくなり、日々平安に暮らしていれば、そんなに大きなお金を使う事も、少なくなってきます。

80代の方がよく言われます。「どうせ、持って死ねないならば、いいおじいちゃん・いいおばあちゃんでいたい。」60~75歳までは自分が生きる事の執着が残りますが、80代になると、自分より子孫が大事になってきます。そうなると、自分の資産を、次世代へ残すこと、(相続)や移すこと、(贈与)を考えます。つまり相続や贈与の特性、メリット、デメリットをしっかり把握し、資産を有効に譲渡することが大切となってきます。

ご自身の家・不動産を継いでもらう次世代がいない場合、自宅を担保にして、住み続けながら金融機関から融資を受けられるという、リバースモーゲージという制度を利用してもいいですね。

お金の事だけでなく、自分のお墓や、自分の葬儀の事を、自分の元気なうち、ボケないうちに決めておくことも次世代への思いやりです。それが、残りの人生を、穏やかに、心落ち着いて暮らすことにつながります。そして80代を人生で最も楽しい時にしたいものです。